心理こども学科

ゼミ紹介

大岸ゼミ 「絵本における『絵と言葉の力』」

名作は、なぜ名作なのか。児童文学への理解を深めます。

日本昔話の『桃太郎』が私の研究テーマ。例えば戦時下など、社会背景の違いによって物語の展開がどのように異なるのかなど、文献をもとに調べました。担当の大岸先生は小学校教員を経験されている方です。現場で体験したことを、実践例を交えてお話してくださることはゼミの楽しみのひとつ。小学校教諭の免許状取得をめざすゼミ生の意見交流にも良い刺激をもらいました。

さまざまなジャンルの絵本を読んだり、作家の経歴を調べたり、児童文学への理解を深めるゼミです。読み継がれる絵本の魅力について、たくさんの本に触れながら読み解いていきます。矢尾さんは絵本クラブのメンバーで、周りを明るくしてくれる人。例年、10名程度のゼミ生たちが真剣に学修に取り組み、互いに高めあっています。みなさんもここでさまざまな刺激と発見を得てください。

中植ゼミ 「臨床心理学」

心理学の調査・分析の手法を子どもに寄り添う力にする。

母親の愛情の注ぎ方や関わり方が子どもの成長にどのような影響を与えるのか、愛着関係をテーマに、心の働きを学びたいと考えています。児童福祉施設での実習や保育所でのアルバイトの経験などを、研究にも生かしていく予定。臨床心理士としてのさまざまな経験を教えてくださる中植先生に学び、子どもたちと関わる仕事に役立つ力を身につけたいです。

雨の中の人物の描き方で、描いた人の心を探る「雨中人物画法」の基礎研究を、3年次の共同研究テーマにしています。2016年は神戸の中学生の絵を分析。小学校からの環境の変化に、特に男子が驚きや不安を抱えている、といった結果が出ました。こうした研究を通して、言葉で表現できない子どもたちの心のSOSを感知できる目を養ってほしいと思います。