特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター 事務局長 伊藤 様、広報/ファンドレイジンググループ マネージャー 並木 様より、本学の四半世紀以上にわたる募金活動に対する「感謝状」をいただきました。
以下、「感謝状」より一部引用させていただきます。
1994年から現在までに、貴学の皆さまからは
25回にわたり、1,434,000円もの
大きなご支援を寄せていただきました。
お預かりしたご寄付は、
世界6カ国・地域の人々への支援に
大切に使わせていただいております。
この募金は、「海星協力金」(*)として、本学の卒業生や在学生の思いが込められたものです。
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター 様のご活動は、1898(明治 31)年 10 月 19 日、「人々に善を行うために最初から土地の言葉を学び、日本人のように生活するように努め…熊本のハンセン病患者の方々へのお世話」(『呼びかけに応えて/来日100年』教育広報社、1998年、p.13)から始まる本学の創設母体であったマリアの宣教者フランシスコ修道会の5人の修道女たちの活動を思い起こさせてくださいます。
ここに在学生、そして、卒業生のみなさまに、あらためましてお礼方々、「感謝状」をいただきましたことを報告申し上げます。
ありがとうございました。
なお、特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター 事務局長 伊藤 様は、まもなく海外でのご活動に出発されます。
お忙しい中、お越しくださり、ありがとうございました。
ご安全とご健康をお祈り申し上げます。
*:「海星協力金」:
海星の設立母体はマリアの宣教者フランシスコ会というカトリックの修道会です。この会はフランス人によって始められましたが、ヨーロッパだけでなく、アフリカ、アジア、アメリカ大陸へと広がり、多くのシスターたちが活躍しています。この会によって、キリスト教に基づく精神で創立された本学では、学生たちが自分のことだけでなく、他者へのやさしさや思いやりを拡げ、深めていくことが期待されています。
海星協力金は、学生たちが世界の支援を求める人々に目を向けて欲しいというシスターたちの願いと学生たちの賛同から始まりました。まずは、他国の人々、とくにアジアの人々に目を向けることを出発点としました。長い間、フィリピンの若者たち、とくに大学で勉強したい若者(2名)に奨学金を送ってまいりました。
そして、2011年、東日本大震災を機に、国外はもとより国内の被災地など助けを必要としている団体にも寄付してまいりました。
2019年度からは灘区内にある3つの児童養護施設で親から離れて暮らしている子どもたちのために海星のサンタガールズたちが海星協力金の一部を「サンタ募金」としてクリスマスプレゼントを届ける活動にも使わせていただきました。子ども達から喜びの声が届いています。
そして、2020年度には、新型コロナウイルスに向き合う医療従事者のためのファンドや、国境なき医師団が感染防止の防護服等を購入する資金の支援にも参加しました。
学生生活の中で1カ月に1本の飲料水相当分を支援するという思いで、毎月100円ずつ協力していましたが、学生を取り巻く経済環境も悪化してきましたので、現在では春学期(前期)に500円、秋学期(後期)に500円を各ゼミやクラスでとりまとめ年度末にお送りしております。
このように、「海星協力金」は、この共に生きる世界で、苦しんでいる人々を少しでも助け、支えるために、学生一人ひとりの温かく協力したいという思いによって成り立っています。