本学の希少本

 本学図書館は、フランス革命期に出版されたフランソワ・ラブレーの『著作集』を所蔵しております。この書籍は本学の仏文学科が平成3(1991)年に購入したものです。その後学科改編のために現在ではフランス文学を専門に研究している者がいなくなり、この書籍も地下書庫に眠っていました。

 最近、この書籍の存在に気付きましたが、その価値が分かりませんでしたので、一橋大学の社会科学古典資料センターに問い合わせさせていただいたところ、懇切丁寧なお返事をいただきました。

 それによると、本学蔵書は革命暦6年(1797/1798年)に250部限定で印刷された『ラブレー著作集』新版である。このとき、「ヴェラム紙」という特殊な紙に、フォリオ(二折本)、クウォート(四折本)、オクターヴォ(八折本)の3種類の判型が作られ、本学のものはフォリオ版で、希少な豪華本と思われる、とのことでした。

 本学といたしましては希少本ということでこれからも大切に所蔵していきたいのですが、そのためにも本蔵書に関する情報を集めたいと考えております。何かご存じのことがございましたら、ご教示いただければ幸いです。また、閲覧も可能ですので、所属機関の図書館の紹介状持参のうえ、あらかじめお電話などで開館時間を確認して、お越しください。お待ちしております。

図書館長 尾崎 秀夫