追悼ミサ(2025年11月12日)のご報告
追悼ミサが行われました
秋の穏やかな午後、六甲カトリック教会 主任司祭 加藤信也神父様の司式により、この一年に亡くなられた方を偲んで、 海星青谷会とステラマリス会(高校同窓会)合同の追悼ミサが聖堂にて行われました。今年もご遺族、多くの同窓生が参列し、 天に召された方々へ想いを寄せ永遠の安らぎをお祈りいたしました。

福音の朗読(ヨハネによる福音書 6章37~40節)の後、神父様はお説教では次のようにお話をされました。
「教会では11月を「死者の月」と呼び、亡くなられた方々のために特に祈りを捧げます。かつて食後に唱えられていた祈りにも示されるように、教会は死者を大切にし、それは同時に生きている人を大切にする心でもあります。命は誰にでも等しく与えられ、やり直しのきかない終わりが例外なく訪れますが、身近な死と向き合うことで、むしろ生きる力をいただくことがあります。
十字架上のイエスも「なぜ私をお見捨てになったのですか」と叫ばれ、死は決して穏やかなものではありませんでした。しかしイエスは「御心のままに」と、その先にある神にご自分を委ねられました。悩み苦しみの中で、人は初めて神に助けを求め、人生の主人公の座を神へと明け渡し、重荷を一人で担わずに済むことに気づきます。
死は「帰天」、天への帰り道です。先に旅立たれた方々への感謝を胸に、その歩みにならいながら、私たちも祈りのうちに追悼ミサを続けてまいりたいと思います。」
神父様は、参列者に、ミサとはイエスが招いた食事会であるという説明をしてくださり、帰天者の方々の為に祈ってくださいました。

ミサの後には、中高や大学の食堂にて多くの参列者の方々が、思い出を分かち合いながら故人を偲びました。



