同窓生のPhoto便り 第4回 山崎和歌子さん

エイジレスメイク

5月12日に姫路地区会でエイジレスメイクの講習会がありました。
「美」に対する同窓生の興味は多大なるもので、今までの地区会の中ではかなりの参加者がありました。
参加できなかった同窓生の皆様にも講習会の内容を、今一度お知らせさせて頂きます。

講師は 山崎和歌子さんです。

幼い頃から、クラシックバレエを習っていて、初めはバレエメイクに興味を持ちました。

「本格的に勉強したい」と思い立ったきっかけは、母の知り合いの方から「眉の描き方が上手だから、私のも描いて」と何度かお声をかけられたことでした。子供が幼稚園に通っている間に、独学で、色彩検定の1級を取得し、続けて「嶋田ちあきメイクアップアカデミー」のホームスタディコースでプロになるためのメイクアップを学び、実技も経験し修了しました。

現在は仲間と一緒に、大人のためのバレエ教室の発表会をはじめ、子どもの発表会でも、メイク担当しています。
また、依頼があれば、少人数のメイクアップ講座を開いたり、特別な日のためのメイクアップを出張で行っています。

「いつもと違う感じになって、気に入ったわ。ありがとう!」と言っていただける瞬間が何よりの喜びです。

しっかり保温してから、日焼け止め→ベースコート→ファンデーションの順に丁寧に肌になじませていきます。全て、出してすぐに肌に乗せるのではなく、一旦手の甲に出し、伸ばしてから乗せてください。ムラになるのを防ぎます。このとき、アイホール(目の周りの骨の無い部分)にはファンデーションは乗せません。

 

目の周りは、ファンデーションがよれやすいので、コンシーラーで仕上げます。急ぐときは、顔全体を塗ってから、手に残ったファンデーションを薄くのばしていきます。目の周りは特に皺になりやすいので、力を加えず、薬指の腹で、軽く置いていきます。

眉間の辺りやほうれい線の上、小鼻の周りなど、くすみやすかったり、影になりやすいところに、コンシーラーを少しずつ重ねて、顔に立体感を出します。

ファンデーションまで塗れました。ファンデーションの後、スポンジで軽くパッティングし、余計な油分を取っておくひと手間が化粧崩れを防ぎます。パッティングしたら、パウダーをパフに取り、丁寧に押さえます。

眉は、パウダータイプのものをブラシを使って、だいたいのラインを描き、その後、ペンシルで足りないところを描き足すようにすると、失敗が少ないです。眉頭は、鼻筋のライン上、眉山は、手で額をなぞっていくと、額の骨がちょうど力ーブする辺り、眉尻は、小鼻と目尻をつないだラインの延長線上より内側で終わらせると、自然な長さになります。眉山から眉尻に向かって描き始め、残ったパウダーで眉山から眉頭に向かって描きます。盾頭からスタートすると、くっきりしすぎて、舞台化粧のようになってしまいます。

 

アイシャドウは、アイホールの内側でおさめます。アイシャドウも、ブラシかチップに取ったら、一旦手の甲やティッシュの上においてから、塗ってください。そのまま乗せると、そこだけくっきりしてしまい、不自然になります。

  

アイラインは、目尻の手前から目頭に向かって描き、次に目尻の手前から外に向かって、自然に描きます。少し上向き加減の方が、お顔のリフトアップ効果が期待できます。チークは、小鼻の横から真横にふんわり入れます。最後に、こめかみの辺りのCゾーンや、額のTゾーン、あご先に、ハイライト力ラー(白やアイボリー)をブラシでふんわり入れると、更に顔に立体感が生まれます。

モデルを務めてくださった山田さんの感想です。

メイクのプ口の方にメイクをしていただいたのは結婚式以来初めてでドキドキのスタートでしたが、化粧クリームを常に手でやさしくなじませて塗っていく山崎さんの手がきもちよく、落ち着きました。